毎年5月中旬~6月上旬ごろにかけて、宮古島のあちらこちらに突如「ひまわり畑」が登場し、地元住民や観光客を楽しませています。
秘密、などと大げさなタイトルを付けましたが、今日はこのひまわり畑について紹介します。
一面にひろがるひまわり畑
まずは写真でご覧ください。
こんな感じのひまわり畑が、宮古島に点在しています。
なかなか壮観です。
キーワードは「緑肥」
さてこのひまわり畑ですが、観賞用に植えられているのではありません。
秘密の種明かしは、サトウキビ畑の「緑肥」としての活用です。
緑肥とは、土づくりのために栽培される作物で、「堆肥」とは違って腐られずに緑のまま畑に混ぜ込むもののことです。
内地では、イネの収穫後に栽培されるレンゲが有名ですね。
宮古島の主力農産物であるサトウキビが春に収穫され、その後に梅雨の雨を利用してひまわりを育て、夏のサトウキビの植付前に土を混ぜる、というサイクルになります。
なぜひまわりなのか?というと、窒素を取り込みやすい植物だからだそうです。
専門的なことはわかりませんが、「窒素、リン、カリウム」が植物に必要な三大栄養素と習ったことを思い出します。
緑肥植物はほかにも様々あるのですが、ひまわりは景観もよいので人気なんだそうです。
観光で宮古島に来られる方も、梅雨時期しか見られない宮古島のひまわり畑をぜひお楽しみください。