この間、はじめて「エビス食堂」というお店でランチをしてきました。
このお店はチキンカツが名物のようで、柔らかく美味しい定食を食べることができました。(写真はエビフライ2本とチキンカツ2本の定食)
そのときにびっくりしたのが、このお店は岡山県津山市から移住してきたご夫婦で営んでいるのですが、そのきっかけが宮古島と津山市が姉妹都市であることだったから、ということです。
姉妹都市って、言葉は聞いたことがありますが、普段の生活であんまり意識することはないですよね。
でも、こうして人生を左右することもあるのだなあと知り、その存在意義を学びました。
そこで今日は、移住や旅行のきっかけとなればと思い、宮古島の姉妹都市を紹介します。
宮古島は国内外で11の都市と交流があり、それぞれ「姉妹都市」「友好都市」「交流都市」に分かれているそうです。
姉妹都市
岡山県津山市
先ほどのエビス食堂でご紹介した津山市です。もともとは、旧平良市時代に、宮古島の小学校の先生が、琉球政府によって津山市に派遣されたことがきっかけだそうです。
ずいぶん古くから交流しているのですね。
米国ハワイ州・マウイ郡
沖縄は日本のハワイを自認している(?)ところがあるような気がしますが、宮古島はハワイの中のマウイ郡と姉妹都市になっています。
それがきっかけとなり、宮古島では毎年「カギマナフラ」というフランダンスのイベントが行われています。(今年は台風で中止となっていました)
台湾基隆市
宮古島は今、クルーズ船の受け入れに力を入れていますが、台湾の基隆港と平良港の間でクルーズ選が就航したことが交流のきっかけだそうです。
私は台湾料理が大好きなので、できればこの縁で、移住者が本格的な台湾料理のお店を出してくれないかな、とエビス食堂の話を聞いて思いました。
友好都市
福島県西会津町
ここからは「友好都市」です。
西会津は、旧平良市時代より、「健康と福祉」のまちづくりをテーマに交流がはじまったそうです。
宮古島は飲酒量が多く、沖縄県の中でも健康度が低いそうなので、それを改善するための交流なのでしょうか。西会津が健康都市で有名なのかどうかはわかりません。
東京都世田谷区
私も一時期住んでいた場所ですが、まさか宮古島と交流があったとは。当時から宮古島には旅行に来ていましたが、まったく知りませんでした。
「豆記者」と呼ばれる、小学生の記者を宮古島から世田谷へ派遣したことが交流のきっかけだそうです。
静岡県藤枝市
藤枝市の「西光エンジニアリング」という会社が、宮古島のもずくを使って商品化を行ったことから交流が始まったそうです。
藤枝市では、今でも宮古島のもずくが買えるのでしょうか。宮古島のもずくは太くて食感がしっかりしているので、とてもおいしいですよ。
交流都市
新潟県上越市
最後は「交流都市」です。
上越市とは、宮古島に課されていた過酷な税金である「人頭税」の廃止運動に、上越市出身の中村十作という人物が貢献したことが縁で交流しているそうです。
北海道室蘭市
日本の南端と北端で交流しています。
きっかけは、宮古島市と室蘭市の両方に、イギリスの探検船であるプロビデンス号が来港していたことだそうです。
岐阜県白川町
「山のない宮古島」と「海のない白川町」が相互に協力し、子どもたちに多様な体験をしてもらうために交流をしているそうです。
宮古島は離島なので、子どもたちが多様な経験をする機会がどうしても限られると思うので、このような取り組みはとても素晴らしいですね。
徳島県鳴門市
室蘭市はイギリスでしたが、こちらはドイツが縁になっているそうです。宮古島も鳴門もそれぞれドイツと交流が深いので、ドイツと交流があるもの同士仲良くしているということですね。
でも、そのドイツが姉妹都市に入っていないのは少し不思議ですが・・。
私は一度、有名な阿波踊りを見に行きたいと思っていたので、交流都市でもあることなので改めて旅行に行きたいなあと思いました。
栃木県市貝町
渡り鳥で絶滅が危惧されている「サシバ」が縁だそうです。市貝町はサシバの生育地で、宮古島(伊良部島)はサシバが東南アジアに行くまでの中継地となっています。
ちょうどこの10月ごろ、サシバの飛来が宮古島で観測されていました。
以上、ずらっと宮古島と仲の良い都市を並べてみました。
(出典・参考:広報みやこじま)
このブログを読んでくださった方の中に、宮古島と交流している都市の方はいるでしょうか。
こうした活動が、宮古島へ興味を持つきっかけとなってほしいですね!