本日の写真は、ヤシガニです。
沖縄県指定の天然記念物ですが、宮古島では道端で普通に目にします。
草むらで何やらガサゴソと音がしていると、だいたいはヤシガニのようです。
ヤシガニという名前ですが、種としてはヤドカリの一種。
幼生期はヤドカリ同様に貝を借りて生活しますが、大人になると外皮が固くなり、貝がいらなくなります。
はさみの力はとても強力で、人間の指などは軽く切り取るらしいので、うかつに触るのは危険です。
宮古島ではヤシガニを食べる文化があり、いくつかの飲食店ではヤシガニを出しています。
メスは自分より大きいオスとしか繁殖しないという習性があるので、食べるのはあまり大きくないオスに限定されているらしいです。
私は食べたことないですが、濃厚なカニのようなお味だそうです。
ヤシガニは夜行性ですので、旅行などで探したい人は、夜のドライブのついでが適しています。
もしどうしても見たい!という方には、「ナイトツアー ヤシガニ探し&星空ウォッチング 」などの現地ツアーもお勧めです。
詳しい人の解説も聞けるので、ただ見るよりも楽しめます。