宮古島の住人から、海を愛する旅行者の皆様にお願いです。
現在、地球全体でサンゴの白化現象が進んでいて、ここ宮古島も例外ではありません。
主な原因は地球温暖化と言われており、サンゴの白化を止めることは非常に難しいですが、海を楽しむ私たちにも、すぐにできる貢献があります。
それが、「サンゴに優しい日焼け止め」の使用です。
実は、日焼け止め商品の多くは、サンゴを白化させる成分が含まれています。
サンゴ保護の取り組みが進んでいるハワイでは、一般の日焼け止めの使用は禁止されてる予定ですが、日本ではまだそこまで進んでいません。
でも、せっかく宮古島に来て、きれいな海を楽しんでもらう皆さんには、ぜひ、きれいな海を守る日焼け止めを使ってほしいと思います。
私が知る限り、日本で最も手に入れやすいサンゴに優しい日焼け止めがこちらです。
日焼け止めの成分
この商品には、サンゴに有害とされている「オキシベンゾン」や「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」などの成分が含まれず、以下6つの天然成分のみです。
1.酸化亜鉛(ノンナノ粒子)
2.蜜蝋(みつろう)
3.サンフラワーシード油(ひまわり種子油)
4.サフラワー油
5.ホホバ油
6.ビタミンE
これらの成分のうち、 日焼け防止の機能を持つのは「酸化亜鉛」です。
そして、各種植物油で酸化亜鉛の粒子を肌に伸ばし浸透させ水をはじくようにしています。蜜蝋は保湿性と抗菌性、そして防水性を高め、天然ウォータープルーフを実現します。ビタミンEは、酸化防止剤です。
正直言って、この日焼け止め、一般の市販の商品よりは伸びが悪いし、肌が白っぽくなるので付け心地は最高とは言えません。
でも、急速に失われつつあるサンゴを少しでも守り、きれいな海を楽しむためには、ちょっとした我慢も必要なのかなと思います。
宮古島に来る前にこのブログを読んでくださった方は、ぜひサンゴに優しい日焼け止めの使用にご協力をお願いいたします。
↓ サンゴに優しい日焼け止めは、アマゾン/楽天市場から購入可能です。
待望のチューブ型が新登場!
追記です。
宮古島市の素材を使いつつ、紫外線吸収剤不使用、ナノ分子不使用でサンゴに優しい日焼け止めですが、新たに「チューブ型」が発売されました!
こちらはより携帯に便利で利便性が高いと思いますので、ぜひこちらの使用もご検討ください。
この商品はニュースでも紹介されていました。
関連記事:島の素材で日焼け止め 紫外線吸収剤不使用 - 宮古新報ニュースコム
今後も、サンゴに優しい日焼け止めの商品がどんどん増えるといいですね!
(2018年11月13日追記です)
こちらで紹介している「サンゴに優しい日焼け止め」が、自然保護などに貢献した全国各地の個人や団体をたたえる生物多様性アクション大賞2018(主催・国連生物多様性の10年日本委員会)の審査委員賞を受賞しました。
これでさらに、サンゴに優しい日焼け止めが普及することを願います!
出典:「サンゴに優しい日焼け止め」が審査委員賞 生物多様性大賞2018