宮古島の不動産バブル、特に賃貸住宅の不足についてこのブログでも何度かご紹介してきました。
しかし、ここ最近、だいぶ状況が変わりつつあるように思います。おそらくそう長くは続かないであろうこのバブル、安易な投資は危ないのではと考えます。
出始めた賃貸物件
以前までは、どの不動産会社のHPをみても、賃貸物件の在庫数は0という異常状態が続いてきました。
しかしここ最近、その様子に変化が見られます。少ないながら、多少物件が出てきているのです。
まだまだ数は少なく、そして値段は高いですが、物件自体は存在します。
需要と供給のバランスが変化してきていますね。
ここからの安易な投資は要注意?
私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、こちらの投資募集を見たことです。
http://forus-miyakojima.co.jp/
宮古島で今急速に増加している「コンテナハウス」の投資のようですが、果たしてうまくいくでしょうか。
今宮古島ではこうした、とてもまともに人間が生活するためとは思えない"家”が増えています。
一時はこうした家の家賃が10万円近くで募集されていて、まさにバブルの様相を呈していました。
しかし、さきほどのアパマンショップのサイトでは、似たようなコンテナハウスが家賃5万円で掲載されています。この会社の投資では、家賃7万5千円で貸し出す想定の利回りが書かれていますが、冷静に考えて、このワンルームに7万円以上出して人が生活したいでしょうか。
もちろん投資判断は個人の自由ですが、こうしたバブル的な投資は要注意だし、島のためにもあまり歓迎できないな、と思います。
とにかく早く家賃の安定を
宮古島は観光客の増加に沸いていますが、今まさに起きているコロナウイルスによる新型肺炎問題も含め、観光産業には様々な問題があります。
立地的に観光産業を無くすことはあり得ないと思いますが、他の産業とバランスの良い発展を遂げつつ、暮らしやすい島になるべく、とにかく早く安定した家賃水準を取り戻すことを願っています。