宮古島に移住して残念だっとことの一つは、桜(ソメイヨシノ)が咲かないので、いわゆる「お花見」がないことです。
もともとそんなにお花見していたのかというとそうでもないのですが、出会いと別れの季節である4月ごろ、毎年一斉に咲き誇り、すぐに優雅に散っていく桜というのは、季節を感じる重要な風物詩だったのだなと改めて感じました。
ですが、宮古島で楽しめるお花見もあります。
本日は、宮古島のお花見「サガリバナライトアップ」をご紹介します。
サガリバナとは
サガリバナとは、文字通り「下がり花」で、写真のように枝から垂れ下がるように咲く花です。
日没後の20時ごろに咲き始め、夜中に満開となり、朝にはぽとっと落ちてしまう・・。
という、一夜限りの幻想的で儚いお花となっています。
匂いも、バニラのようにあまーい香りがするので、群生している場所を歩きながら見るのはとても魅力的な「夜のお花見」です。
下から咲きはじめている様子
ほぼ満開に
2019年は7月4日まで
宮古島では、毎年「宮古島環境クラブ」という団体が、ライトアップイベントを行っています。
毎年、住民と旅行者でとても賑わっています。本格的なカメラで狙っている愛好家も多いです。
今年のライトアップは、7月4日までとなっています。
行かれる方は、懐中電灯と虫よけスプレーの持参をおすすめします。
駐車スペースからライトアップされている場所まで少し歩く場合がありますが、そこは真っ暗なので懐中電灯は必須です。
入り口では、クラブの皆さんが200円程度の協力金を集めていますので、ぜひご協力ください。
サガリバナの種や苗も販売していて、自宅で育てることもできるそうです。
水面に浮かぶ、落ちたサガリバナ。