6月18日、ニッポン放送でフリーアナウンサー宇垣美里さんのラジオ特番、「宇垣美里のオールナイトニッポン」が放送されました。
今はradikoというアプリを使うと全国のラジオ放送がどこでも聞けるので、ラジオリスナーにとって地方移住のハードルは下がっています。
宇垣さんについては、「人はそれぞれ地獄をもっていて・・・」という名言を含め「闇キャラ」として注目されているという程度の知識しかないのですが、なんとなくその生きづらそうな感じがラジオ向きなんじゃないかと期待して聞いてみました。
結果は、ずばりまさにそのとおり。
宇垣さんのラジオは知性とやさしさに溢れていて、日々の生活で「ストレス」や「生きづらさ」を感じるすべての人に聞いてほしいすばらしい内容でした。
ネットなどで自由に消費され(おそらくは多くの罵詈雑言、悪意や妬み嫉みの対象とされ)る自分のパブリックイメージを受け入れ、そうした見方を笑いに変えつつ、「そんなくだらないことに足を引っ張られる私ではない」という人としての強さを感じました。
番組全編を通じて、
「一見すると恵まれていたり幸せそうな人でも、それぞれ何かしらの悩みや生きづらさを抱えているもの。だから人と比べてどうこうではなく、みんな大変だし、みんな幸せだし、それでいいんじゃないの。」
という一貫したスタンスが感じられます。
本人がラジオ内で「自分としてはむしろネアカ」だと語っていましたが、闇をこじらせているというよりは、自分の人生を楽しむために「闇的な発想法」を活用して、「みんなやりたいようにやっていこうぜ」「私もそうするからさ」という前向きなメッセージを発しています。
同時に、自分のストレスを回避するために他人を貶めたり攻撃したりすることのない、知性と優しさを感じるのです。
きっと、ネット上で宇垣さんをはじめとする有名人に悪意ある書き込みをするような人は、自分のストレスや劣等感をうまく処理できない人なんですよね。
そういう人こそ、ぜひラジオを聴いてほしいです。
「宇垣美里のオールナイトニッポン」は、radikoのタイムフリー機能で来週の火曜日まで聞くことができるので、興味を持ってくれた方はぜひお試しください。
リンク:http://radiko.jp/#!/ts/ROK/20190619010000