現在、宮古島では賃貸住宅の空きを見つけるのが難しいということは、以前の「宮古島で賃貸住宅を見つけるポイント」というエントリでご紹介しました。
そしてその状況は変わらないどころか悪化している感もあり、おそれていた事態である「既存契約者の家賃値上げ」にまで広がっているそうです。
昨日の宮古毎日新聞が、こうした状況を報じています。
家賃の値上げ相次ぐ/宮古島市 | 宮古毎日新聞社ホームページ
記事によれば、値上げ幅はなんと最大3万円にも及ぶとか。
家賃が3万円上がるなんて、もはや完全に別の物件ですよね。
アパート経営者からすれば、近年建っている物件の家賃の情報も当然入っているはずなので、周辺家賃に合わせて値上げというのは自然な流れではありますが、それに応じて所得が上がっているわけでもないので、生活的にはかなり苦しいはずです。
しかも、引っ越そうにも、他の物件がまったく見つけられないため、宮古島にいる限り、受け入れるしか選択肢がありません。
物価が上がり、給料が上がるという循環はよいことなのですが、あまりに急激な変化についていけない人も出てきそうです。
実際、こんな声も見つけました。
恐れていたことが。移住者の増加に加えて空前の建設ラッシュに伴う作業員ら一時的な居住者が増え、宮古島のアパートは家賃の値上げ通告が相次いでいる。月額3万円の増額提示もあるそうだ。ウチはまだだけど大幅値上げとなれば宮古を離れるだろうね。もっとド田舎か外国へ。https://t.co/RhsoJmm1OO
— 清水万次郎商店@宮古島 (@shimizu_yasushi) 2019年2月17日
今のこの状況は、圧倒的な供給不足から起きていることなので、現在建設中のアパートがすべてでき、徐々に需給のバランスが整えば、地域の収入に応じた家賃に収れんしていくとは思います。
という状況ですので、宮古島移住を検討している皆さま、タイミングが選べるのであれば「今」ではないかもしれません。