宮古島市では、現在「理想通貨」なるものが発行されています。
ちょっと怪しい響きですが、少し前から色々な地域で流行っている「地域通貨」的な取り組みの一つのようです。
宮古島市は、「エコアイランド宣言」をして、行政主導でエコの島づくりを推進しています。
市役所には「エコアイランド推進課」という専門部署もあるそうで、どうやらそこが中心になって取り組んでいるものだそうです。
参照：宮古島市発行「気持ちの通貨」理想通貨1Mみゃーくが刷り上がりました！！ | エコアイランド宮古島公式サイト
非常にざっくりと紹介すると、エコに関する活動、例えばビーチクリーンや講演会などに参加すると、「みゃーく」と呼ばれる「理想通貨」がもらえて、それが地域のお店でクーポン的に利用できる、という仕組みです。
私の家にも、以前参加したイベントでもらったみゃーくが眠っていたのですが、その使用締め切りが1月31日までということで、急いで使ってみました。
ちなみにみゃーくはこんなデザインです。
使ったのは、昨年できたばかりの「in Blu'」というチョコレート専門店。こちらは、宮古島らしからぬとってもおしゃれなお店で、一粒数百円という高級チョコレートから、ジェラート、ドリンクなどを扱っているお店です。
こちらでジェラートをいっぱい買うと、40みゃーくでもう一つもらえるということで、夫婦で買ってきました。一杯500－600円という価格なので、ちょっとお得な気分にはなれます。
理想通貨の感想
この取り組み、意義としてはわからないこともないのですが、正直使えるお店も少ないし、期間も短いので、税金を投入してやる施策としてはどうなのだろうか？
という気がしないでもありません。
また、みゃーく自体もおしゃれでかわいいとは思うのですが、エコと言いながら紙の通貨を作るあたりも、キャッスレス時代的にも少しずれているような気がします・・・。もちろん、高齢者などを含めた使いやすさの視点も大切ですが。
とはいえもちろん、エコ活動に参加するきっかけやモチベーションを作ることは素晴らしいことですので、これが今年単発のイベントとして終わらずに、やるなら通年でしっかりとやってほしいですね。
このままだと、期限がきれたみゃーくはごみとして捨てるしかなくなるので・・。
