以前のエントリでは、宮古島独自の文化である「オトーリ」を中心に、宮古島の人々がいかにお酒が好きか、という話を書きました。
参考記事:宮古島は噂通りにお酒を飲む!「オトーリ」文化を愛せるか
今回はまた、別の側面からお酒の話をしたいと思います。
宮古島の飲み会
宮古島では、「飲み会は断らない」というのが多くの人の基本スタンスとなっています。
そのため、たとえ既に飲み会の予定が入っている日であっても、飲み会の誘いがあれば断りません。
結果どうするかというと、両方の飲み会に参加します。
そのため、当たり前ですが片方の飲み会は途中退席します。さらに、別の飲み会に一度顔を出して、もう一度戻ってくる人も居ます。
全体的に、こんな感じでゆるーく飲み会をやるのです。
店同士が近いからこそできることでもありますね。
また、飲み会に子どもを連れてくる人も多いです。酒飲みの島・宮古島では、こうして英才教育されているのだな、と感心(?)してしまいます。
多くの飲み屋には、「子連れの飲み会は9時までに帰りましょう」という張り紙がされているほどです。
模合という文化
また、宮古島には、模合と呼ばれる飲み会があります。これは沖縄、また奄美の一部でも見られる風習らしいです。
模合では、何人かでグループを作り、定期的に飲み会を開いて、それぞれが一定のお金を拠出し、順番にそれを受け取っていきます。
例えば、5人で飲む場合に一人2,000円拠出すると、誰かが1万円をもらう、ということです。
もともとは何かでお金が必要な時に相互に助け合う扶助システムだったようですが、最近では単なる飲み会の口実にもなっているようです。
宮古島の人は複数の模合を掛け持ちしている人が多いので、自動的に月に数回の飲み会の実施が決まる、ということですね。
このように、宮古島では飲み会がぐぐっと生活に結びついています。
私はお酒は好きですが、飲み会は疲れてしまうことも多いので、たまに断りたまに参加し、てきとうな距離感を保っています。
でも、飲み会というと目が輝く島の人を見ていると、なんだかのんびりしていていいなという気持ちになりますよ。