かねてから三菱地所による利活用が進められていた下地島空港が、いよいよ来年3月30日に開港すると発表されました。
成田空港と下地島空港を結ぶ便を1日1便飛ばす予定とのことです。
価格やスケジュールは未定なので、まだどの程度の利便性かはわかりませんが、現在はANAとJAL(JTA)のフルキャリアしか選択肢がない宮古島なので、東京からのアクセスが良くなることは間違いありません。
ニュースの詳細はニュースリリースをご確認ください。
http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec181015_shimojiOP.pdf
さてこのニュース、移住者にとっても旅行者にとっても嬉しいニュースだと思います。
東京出身の私も、ジェットスターで安く東京に行けるようになるのはとてもありがたいです。
また、今後アジアへの旅行も安く行けるようになりそうです。
でも一方で、これでますます進むであろう宮古島の観光地化に、多少の懸念を抱きます。
この空港のキャッチコピーは、「空港から、リゾート、はじまる。」なんだそうですが、果たして宮古島は「リゾート地」を目指すのが正解なのでしょうか。
私は、日本一のサンゴ礁ときれいな海に魅了されて宮古島に来ました。
同時に、そこに残る未開発の「離島っぽさ」が大好きです。
なんでもかんでもきれいに整備するのではなくて、いたるところにてきとうさが残っている、そんな宮古島であり続けてほしいと思っています。
でも、最近は、色々なビーチがどんどん観光事業者に占領され、増えた観光客で駐車場があふれかえっていたり、路駐で道が通りにくかったりすることが増えました。
そして何より、サンゴは減り、海は荒れてきています。
もちろん経済成長は重要なのですが、あまりにも急な観光開発よりも、より持続的な、移住者の増加や、企業誘致などでじわじわとした発展をしてほしいと願います。
もちろん、宮古島や海、サンゴを大好きな人には、ぜひ旅行に来てほしいとも思うのですが。
便利になる宮古島を楽しみつつも、陳腐でどこにでもある観光リゾートにならないことを祈りながら、これからも移住生活を送っていきたいと思います。