今日は宮古島の中の一つの地区である「友利地区」で行われた「なりやまあやぐまつり」に参加してきました。
宮古島は各地域で様々なイベントを行っているので、移住者である私は地域にとらわれずにできるだけ見に行くようにしています。
それぞれの地域の特性も出ていて、とても面白いですよ。
なりやまあやぐとは
「なりやまあやぐ」とは、妻が夫を諭す内容の宮古民謡です。
歌詞は方言が強いのでそのままだと意味が取りにくいですが、「女性に惚れて仕事を失ってはいけません」「美しい女性がいても心を許してはいけません」といった意味のものです。
これを地域全体で語り継ぐということは、宮古の男性はかなり浮気っぽい人が多いのかもしれませんね・・・。
今年で13回目となるイベントですが、Youtubeを検索すると第5回のグランプリの方の動画があったので貼っておきます。
ちなみに、こういう歌詞なのに、男性も出場しているのが少し不思議です。
なりやまあやぐまつりとは
このお祭りは、「なりやまあやぐ」の継承を目的として発祥の地である友利の「インギャーマリンガーデン」で開催されるお祭りです。
メインとなる催しは「なりやまあやぐ」のコンテストで、子ども部門と大人部門に分かれて数十名の参加者が優勝を目指して争います。
ちなみに、見に行く前は全員が同じ歌を歌うなんて飽きるんじゃないかと思っていましたが、それぞれ個性がありますし、会場の雰囲気含めて十分楽しむことができました。
そして見どころは、実に幻想的なステージの作りです。
海の中に作られた特設舞台がロウソクと水中照明で映し出され、海に浮かんでいるような不思議な空間は吸い込まれるように素敵です。
この演奏を聴きながら、地元の大人たち露店の焼き鳥を食べながらお酒を飲んだり、子どもたちが走り回っていたりと、実に平和な空気が流れていました。
フィナーレは花火
そしてイベントの最後はやっぱり、花火です。
花火ってなんでこんなに締まるんでしょうね。
屋外イベントのシメは花火しか考えられないな、と思うほどです。
10月に入り、宮古島もだいぶ風は涼しく、秋らしくなってきました。
この「なりやまあやぐまつり」は友利地区に夏の終わりと秋の訪れを告げるイベントなのだと思いました。