移住を考える際、その地域の医療の状況は気になるところです。
特に最近は、田舎での医者不足が叫ばれていますし、沖縄の離島である宮古島は島内で医療を完結させないといけない点で、重要なポイントです。
陸地であれば最寄り駅に大きな病院がなくても電車や車で行けますが、島の場合は飛行機になってしまうので、島外の病院へ行くのは金銭的にも時間的にも大きな負担がかかるためです。
宮古島の総合病院
私が宮古島への移住を決めた理由の一つは、大きな総合病院が二つあり、一般的な病気であればだいたいのものは島内で治療できると判断できたことです。
県立宮古病院
一つ目は県立宮古病院です。
宮古島の医療を担う中核病院で、地域がん診療病院、沖縄県災害拠点病院に指定されています。
宮古島徳洲会病院
二つ目は宮古島徳洲会病院です。
この二つの病院があることは、生活の上での大きな安心につながっています。
小さな離島では、それこそ「Dr.コト―診療所」のように島に診療所が一つ、というような場所もありますが、宮古島は都市としてのレベルを持っています。
渡航費援助もあり
さらに、どうしても島内では治療ができない難病や特殊ながんなどの場合、本島への渡航費の一部が支給される助成制度もあります。
医療事情の全国比較
最後に、日本医師会が公表している人口10万人当たりの医療施設などの統計データから、主要なものを抜粋して紹介します。
宮古島の医療事情が概観できると思います。
一般診療所の数
宮古島市 64.47箇所 < 全国平均 68.04箇所
一般診療所の病床数
宮古島市 205.13床 > 全国平均 77.38床
医師の数
宮古島市 199.27人 < 全国平均 249.35人
歯科医師の数
宮古島市 68.38人 < 全国平均 81.44人
介護職員
宮古島市 124.20人 > 全国平均 72.76人
以上です。
移住にあたり、病院は大きな問題です。
特に持病があり、定期的に通院が必要な人などは、その分野の病院があるかどうかなど、しっかり確認する必要があります。
私も妻も、幸いにも今のところはおおむね健康なので、島の医療事情に特に不便はしていません。
今後、年を取るごとに医療の重要性は増していくと思うので、また感じたことがあれば更新していきます。
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