宮古島に移住した当初、内地の友達から「週末は何しているの?」とよく聞かれました。
確かに内地に比べて出かける場所の選択肢は減りますが、退屈しているかと言えば、案外そんなこともありません。
そもそも内地にいたって、毎週末いろんな場所に出かけている人なんてまれですよね。週末は家の周りでゆっくり過ごす、という人も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな私の楽しみの一つ、宮古島でのゆったり週末レジャーにお勧めの「ヤドカリ観察」を紹介します。
旅行者の方にも移住者の方にも、どちらもお勧めですよ。
ヤドカリとは
ヤドカリを知らない人は少ないと思いますが、こういう見た目の貝みたいなやつです。
「ヤドカリ」の名の通り、他の貝が死んだ後に、空になった貝を家として利用しています。
宮古島では、数の多寡に差はあれど、ほぼすべてのビーチで必ずといっていいほど見つけることができます。(見つける、というか行けばいます)
ヤドカリの魅力
見た目がかわいい
もちろん好みによると思いますが、どうでしょう、この見た目。
愛らしくないですか。
動きがかわいい
止まっているヤドカリもかわいいですが、動いていると姿はもっとかわいいです。
台風後のビーチで撮影したので風の音がうるさいので再生注意ですが、短い動画がこちらです。
ちょこまかちょこまか動く姿が、ずっと見ていても飽きません。
またヤドカリは臆病な生き物で、人が近づく気配がするとすぐに殻の中に閉じこもってしまいます。
でも、またすぐに目を出してキョロキョロと動きはじめます。この動きを見ているのもたまりません。
ヤドカリ同士がたまにじゃれ合っているのも楽しいですが、実はヤドカリは自分に合う貝を求めて、他のヤドカリを攻撃して追い出し、貝を奪ってしまうこともあるそうです。
平和そうなヤドカリの社会も厳しい競争があるようですね・・・。
家となる貝を見比べる楽しさ
ヤドカリはいろいろな貝を家にしているので、みんなそれぞれ違います。
よくもまあ、うまく自分の体に合う貝をみつけるなーと感心しますし、たまに「それは無茶がないか」というような細長い貝や、「どうみても歩くのに邪魔じゃん」という幅の広い貝を家にしているヤドカリもいるので、見比べるのはとても面白いです。
どこの世界にも個性があって、変わり者がいるんだなということがよくわかります。
以上、私なりのヤドカリ観察の楽しさをまとめてみました。
ヤドカリ観察は疲れませんし、海に入らなくても楽しめるので、誰にでもおすすめできる簡単なレジャーです。
地味な印象があるかもしれませんが、案外癒されると思うので、これまで海に行ってもヤドカリに注目してこなかった方も、ぜひ次回は注目してみてください。
少し涼しくなってきたこれからの季節は、特にお勧めです。