暑さも和らぎ、風も気持ちのいい季節になったので、宮古島の荷川取漁港に釣りに行ってきました。
宮古島には多数の漁港があり、どこもだいたい数人の釣り人がいます。
みな長い竿をもって本格的なウキフカセ釣りなどをやっていますが、私は椎名誠の小説「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズが好きで、内地にいる時からもっぱらライトな雑魚釣りばかりをやってきました。
宮古島でもまずはスタンスを変えずに小物釣りをして、ゆくゆくはちゃんとした釣り道具も買えたらなと思っています。
荷川取漁港
宮古島でメインの港である平良港から近く、有名な砂山ビーチに向かう途中にある漁港です。
広い漁港で、船も多く止まっています。シュノーケルやダイビングツアー、釣り船もここから出船するものが多いです。
釣り座もいろいろと選べます。
東屋もあり、のんびり散歩するにもよさそうです。
釣り方紹介
雑魚釣りのやり方は超シンプルです。
重りを一番下に付けて、針は2~3本。
これを、投げるのではなく、足元に落とすだけです。
重りが底についたら手に感触が伝わってわかるので、あとは垂直にして待つだけ。
実に簡単でシンプルな釣りですが、魚がエサを食べると「ブルブルッ」というあたりがダイレクトに伝わってくるので、結構楽しめます。
「胴付き仕掛け」と呼ばれる釣り方です。
タックル紹介
紹介するほどのタックルでもないですが・・・。
まず、基本のセットはこの手の、「店で売っている中で一番安い竿とリールのセット」です。
でも、このくらいの竿でも小物釣りなら全然困りません。30㎝くらいまでのサバとかも、問題なく釣れます。
私が持っているものも確か1000~2000円のセットで、中学生から使っています。
さらに先ほど紹介した「胴付き仕掛け」も、すでにセットされている既製品を買います。安ければ100円程度、高くても2~300円で買えます。
例えばこんなものです。
これなら、ごく簡単な糸の結び方さえ覚えれば、誰でもすぐに釣りを始められます。
エサは「オキアミ」というエビのようなプランクトンを使います。
この「生イキくん」という商品が圧倒的シェアです。
宮古島の人は、魚の一部とかイカの一部とかをエサに使うひとが多いようですけど、一番簡単に買えるのがこのオキアミです。
釣果
この日は散歩がてら1、2時間竿を出しましたが、数匹釣れました。
足元なので基本的には小さな魚が多いですが、たまに大きいものもつれます。
何が釣れるかわからないのも、五目雑魚釣りの楽しみです。
写真を撮ったものを紹介します。
ダンダラスズメダイ
ヒレナガハギ
クサビベラ
釣りは魚を釣るのももちろん楽しいですが、なにより防波堤でぼーっと海をながめたり、竿先に集中してほかのことは何も考えなかったりと、その時間自体がすごく好きです。
まずは宮古島の雑魚を極めつつ、ゆくゆくは釣りの勉強をしていきたいと思います。