このブログを通じて、少しでもサンゴ保護に関心を持つ方が増えてほしいので、私も勉強しながらサンゴ保護に関する情報を紹介しています。
本日はまず、見るだけでサンゴについて深く学べる映画のご紹介です。
てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~
映画のタイトルは、「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」です。
2010年に公開された映画で、主演はナインティナインの岡村隆史さんが務めています。
世界で初めて養殖サンゴの移植産卵に成功した金城浩二さんの実話をもとに、サンゴ白化の現状とサンゴ養殖の難しさ、そして何よりサンゴの重要性とその美しさを描いた素晴らしい映画です。
モデルとなっている金城浩二さんは、2005年に養殖したサンゴを海に移植して、世界ではじめて産卵を成功させたサンゴ養殖のトップランナーです。
参考記事:サンゴの養殖家を訪ねて
正直、私はこの映画、芸人さんが主演ということで敬遠していて当時は見ていなかったのですが、公開後にDVDで見て、とても勉強になりました。
この映画でぜひ見てほしいのが、ダイビングをしている観光客がまっしろに白化したサンゴを見て、きれいだと感動しているシーンです。
お土産屋などで売られているサンゴは白いため、「白いサンゴ=白化して死滅している」ということすら、多くの人が知らないのですね。
私も、サンゴに興味を持ち、勉強するまで知りませんでした。
映画に主演された岡村隆史さんも、インタビューでこう語っていました。
僕は沖縄で何度もダイビングをしているんですけど、白いサンゴが死んでいるなんて知らなくて、すごくショックでしたね。
「イルカなどはかわいいから無条件で保護しようと思うけど、サンゴだって同じ生き物なのに、それが伝わりにくい」と金城さんがおっしゃっていたんですけど、本当にその通りですよね。
この作品に出演してから、ダイビング中にサンゴを傷つけないように、ものすごく注意するようになりました。
引用記事:『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』岡村隆史&松雪泰子 単独インタビュー
問題を解決するためには、まずは問題自体が認知されることが大前提です。
「サンゴは本来白くない」と知らなかった方がいたら、ぜひ映画を見てみてください。