移住を検討する場合、一番ネックになってくるものが「仕事」だと思います。
シニア世代のリタイアによる移住であれば問題ないのですが、現役世代にとっては、いくら移住したいと考えていても、仕事が無いことには移住はできません。
また、「どの程度の給与水準なのか」ということは、移住するかどうかを決める大きな判断材料になって来るかと思います。
宮古島に仕事はあるのか?
まず結論から言うと、このブログを書いている2018年8月時点では、宮古島には結構仕事があります。
これは世の中的な人手不足の流れも大きく影響し、また宮古島の現在の観光バブルのようなホテルなどの建設ラッシュが重なっていることが要因と考えられます。
実際、有効求人倍率も1.61倍とかなりの高水準になっています。
有効求人倍率1・61倍/宮古12月 | 宮古毎日新聞社ホームページ
そのため、仕事を選ばなければ、「どこかで正社員と勤務する」ことはそれほど大きなハードルにはならないはずです。
宮古島の給料は安いのか?
次に気になる給与水準ですが、これははっきりと「安い」と言えます。
沖縄自体が日本でもっとも給与水準が低い場所ですので、その離島である宮古島も例外ではありません。
参考値となりますが、このサイトでは、宮古島市の平均所得は「252万」となっています。確か日本の全体の平均給与は400万くらいだったと思うので、そこから考えても相当に低いです。
参考までに先ほどのサイトで他の市町村を見てみると、東京都世田谷区は「544万」、神奈川県藤沢市は「396万」となっています。
また、実際の求人情報を見ていると、正社員の新卒給与は、15万前後が多いです。20万円もらえるところは極めてまれだです。
今後の上昇に期待
とはいえ、冒頭で紹介したように今は大変な人手不足なので、今後は給与水準の向上が期待できます。実際、特にアルバイトの時給は顕著に上がってきています。アルバイトは時給で900円台、1000円台も珍しくありません。
今後は、これが正社員にも波及していくはずです。
また、最近は「働き方改革」の流れの中で企業のテレワークが広がり、宮古島にもIT企業が進出するなど、これまでと違うビジネスモデルの企業も増えています。
今現在の給与水準は低いですが、今後については期待できる部分もありますので、ぜひ宮古島で働きたい人、また起業してビジネスを始めたいという現役世代の移住が増えてほしいと思います。
ちなみに、私も移住前後で年収はほぼ半減となりました。
いまはそれ以上の価値を宮古島に感じているのでよいのですが、ゆくゆくは収入を増やす方法も考えたいと思っています。