沖縄・宮古島移住生活|旅行情報も充実のブログ

東京から沖縄の宮古島に移住しました。宮古島に旅行や移住を検討している人に、レジャー情報や生活事情、また守るべきサンゴに関する情報を発信しています。

沖縄・宮古島移住生活

宮古島で賃貸住宅を見つけるポイント

宮古島に引っ越しました!と友人に報告すると、まず間違いなく言われることが、

 

「いいねえ、広い家に安く住んでいるんでしょ?」

 

という質問です。

 

私も、引っ越す前には、同じように思っていました。

海が見えるひろーい家が、ほとんどただ同然の値段で借りられる・・・

田舎の南の島に引っ越すとなれば、誰でもそう期待しますよね。

 

でも、この前振りからもお分かりのように、宮古島の賃貸住宅事情は、そうはいきません。思ったよりも家賃が高い、ということはもちろんですが、その前に、

 

そもそも家が全然ない!

 

というのが、ここ数年の実情です。

 

例えば、これは宮古島の不動産会社で大手のアパマンショップのサイトですが、

 

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更新した2018年8月11日現在では、なんと賃貸マンション・アパートの件数が0なのです。

宮古島では、いま賃貸住宅の需給バランスが全く取れていません。そもそもの供給不足に加えて、ホテルや自衛隊基地の建築などで多くの建築会社が入島していて、その人たちがアパートなどを借り切り、一時住宅として利用していることが影響しているようです。

私たちが引っ越した時も、似たような状況で、家探しはとても苦労しました。

どうにかこうにか空いているアパートがあるとわかった時には、内見もせず、ろくに家のことも調べないうちに、「とにかく契約します!」と即決せざるを得ませんでした。自分で選んだ家というよりも、就職する会社についている寮だと思うことで自分を納得させました・・。

 

 賃貸住宅を見つけるポイント

ここでは、今後宮古島への引っ越しを検討する人に少しでもお役に立てるよう、私の経験から賃貸住宅を見つけるためのポイントをいくつか紹介します。

1.とにかく多くの不動産屋に連絡する

宮古島の不動産は、基本的に「専任媒介」です。つまり、ひとつの物件は、ひとつの不動産屋しか扱っていません。

そのため、空き物件を見つける可能性を上げるためには、とにかく一つでも多くの不動産屋に連絡することが必須となります。

他のエリアでは、ほとんどの物件をいろいろな不動産屋が扱っていることが多いので、この点は必ず頭に入れておく必要があります。

 2.とにかくこまめに連絡する

このような住宅事情なので、宮古島の不動産会社には、引っ越し希望の人からの問い合わせが殺到しています。そのため、なかなか「順番待ち」に対応してくれるところは少なく、「電話した瞬間に物件があるかないか」だけで勝負が決まる傾向にあります。

一度連絡したら不動産会社からの連絡を待つというスタンスではなく、ある程度の間隔で定期的に問い合わせることをお勧めします。

 3.住宅が必要な事情をしっかりと伝える

不動産会社の担当者も人間ですので、「より切実に家を必要としている人に肩入れする」という部分はあると思います。

私は「すでに宮古島で仕事を見つけたので、家が見つからないと本当に困る」という切羽詰まった状況でしたので、それをしっかりと伝えました。もちろん人によりますが、事情を察して親身になっていただけた方が多かったです。

 

ポイントは以上です。

なお、最後に補足ですが、たまに沖縄への移住に関するブログで、「沖縄は地縁が強いので、沖縄に住んでいる人が連帯保証人にならないと賃貸が借りられない」といった記載を見ることがあります。

あくまで私の経験ですが、宮古島に関しては、ほとんどの物件で保証会社の利用となっていて、連帯保証人自体が不要でした。

ですので、この点は過度に心配する必要はないと思います。

宮古島の賃貸事情は本当に大変ですが、いままさに多くのアパートが建築中ですので、数年すれば需給のバランスが整うのではと言われています。また、仕事探しもセットの場合には、寮が付いている会社を狙う手もあります。

宮古島への引っ越しを考えている方は、ぜひ粘り強く家探しに取り組んでみてください。応援しています。

 

※2018年8月27日追記

このブログをみた私のヨメより、ポイントが一つ足りない!と指摘があったので追記します・・・。

4.土地神様にあいさつに行く

その土地で住んでいくには、その土地の神様に迎えられることが必要なんだそうです。宮古島には「御嶽」という独自の信仰があるので、私たちはまず一番最初に「漲水御嶽」という御嶽へ参拝にいきました

そのおかげで、家を(さらにいうと仕事も)見つけることができたのかもしれません。

なお、御嶽は数多くありますが、多くの御嶽は一般の人は立ち入り禁止です。

御嶽についてはまだ勉強中のところもあるので、いずれまとめてエントリを書きたいと思います。